【クラウドワークス】ご利用は計画的に

クラウドワークスはエンジニアを幸せにはしなかった - 負け犬プログラマーの歩み

トップ画像の「若者は全力で潰す主義」の掲載元であるクラウドワークスの大場さんのインタビューは、悪意がある言葉に満ちているわけではない。要は、潰されても潰れないようなタフさがないと技術者として生き抜けないと言ってるのである。

この記事は「若者は全力で潰す主義」という強い言葉を上手く使って耳目を集めた。批判の内容を要約すると「発注者は素人のくせに無理難題を押しつける。しかも単価が恐ろしく低いときたもんだ。さらに低い単価から手数料を取るクラウドワークスはクズなのだ。だからクラウドワークスを使うべきでない」というものだ。

私もクラウドサービスの利用者なので、この記事の主張は120%理解できる。クラウドワークスの問題は、発注者がシステムに無知であることと、発注者がシステム単価を知らないこと、クラウドワークスが発注者と受注者とトラブルに余り関与しないこと。この3点につきる。

君子危うきに近寄らず

この記事にあるように、クラウドワークスの掲載される仕事の発注者はシステムに疎いと思われる場合が多い。金額はしっかり提示されるが、仕様が曖昧で何を作っていいのかわからないものもある。このような仕事に応募すれば、大やけどすることは間違いない。システム開発の場合は、受注者の方がシステムに関しては圧倒的に詳しいはずなので、グレーな内容が多い仕事には手を出さない方が良い。これは受注者が未然に防ぐことができる問題だ。受注者の君よ、甘える事なかれ。

慌てる乞食は貰いが少ない

発注者にとって大事なことは、決められた予算で、欲しい機能が実現すること。発注者が価格交渉を行うのは、資本主義では当たり前のことで批判に値しない。受注者は発注者が強い交渉力を持つことをあらかじめ理解するべきだ。受注者側は発注内容を見れば、大体の工数は算出できるはずである。自分が欲しい1日単価と見積り工数を掛ければ、概算の金額が算出できる。発注者が指定した金額と開きがある場合は危険信号だ。これも受注者が未然に防ぐことができる問題である。受注者の君よ、甘える事なかれ。

ご利用は計画的に

クラウドワークスの一番の問題は、フリーランサー(特にプログラマー)を助けたいと思ってないところではないだろうか。クラウドワークスの機能は、マッチング場の提供と、受注代金の支払い仲介の2点である。クラウドワークスにとって重要なのは、短いスパンで多くの仕事が完了していくこと。これが実現すればキャッシュの回りが良くなって業績が上がっていく。クラウドワークスにとってのシステム案件は、手数料が若干上がるが、トラブルが多くて支払いスパンが長い厄介者のジャンルなのだ。また、法的なトラブルリスクも高い。システム案件に真剣に首を突っ込んだら最後、会社の根幹も揺さぶりかねないトラブルに襲われかねない。クラウドワークスにとっては、「Own Your Risk(ご自身の責任で)」の姿勢で受注してもらわねば困るのである。受託の責任はすべて受注者にある。(と思わないとやれない)受注者の君よ、甘える事なかれ。

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クラウドワークスが決して悪いサービスとは思わない。利用する側が賢くならなければならないのだ。フリーランスはそんなに甘いものじゃあないのだよ。と、フリーランスプログラマー歴20年の俺から言わせてもらったよ。