脳と気持ちの整理術/築山節

医師である築山節氏の「脳が冴える15の習慣」は、現在でもアマゾンのビジネス書ランキングで上位にランキングされています。
本書は、その続編です。「脳が冴える15の習慣」では、脳科学的に効率的に脳を活性化する方法について、一般論をわかりやすく述べていましたが、本書では、より具体的に効率よく仕事をこなす方法についてが述べられています。

仕事に集中するには、時間的成約を設けて必ずアウトプットを作る

仕事を進める時に、漠然としたゴールを設定し、漠然としたルートで進めてはいませんか?
思ったように仕事がはかどらずに「あー、、、今日も残業かぁ」と言って頭をかきむしる。
こんな状態では、決して良い結果をもたらすことは不可能です。

一つは「必ず結果を出す」ということです。
つまり、二時間なら二時間、ただ考えたということに満足するのではなく、その間に考えたことをメモ程度にでも、必ず脳から出力して残しておく。「試験を受けている状態」創りだした以上、完全解答でなくても、解答用紙は必ず提出するのです。
それを誰かに見せて、チェックしてもらえる体制をつくれていると、もっといいでしょう。

効率よく仕事を進めるには、時間の制約を設けて「必ず結果を出す」ことが大切です。

問題を過大評価しない(細かく分割する)

漠然と仕事をしている状態は、やるべきことが明確になっていないので、どうしても仕事を過大に評価してしまいます。
明確化されていない問題は、過大評価されがちです。作業量が2〜3の仕事でも、やるべきことが明確になっていない状態では、10以上の作業量に思えてしまいます。

たくさんの問題に対処するときは、徹底的に「見える化」して処理しましょう。
見える化」するというのは、「思考の整理を脳の中だけで行おうとしない」ということです。
問題を脳から出力して、目で見える形にして、紙の上などで物理的に処理する。

私たちは、「脳の中だけで処理」するという慣れてしまい、脳の中で肥大化しているグレーゾーンの存在に気づかないでいます。
ノートに手書きで問題を整理し、やるべき作業を小さく分割することが、問題解決の第一歩です。

少しずつ処理する

大量の資料を渡されて、「明日までに整理して」と依頼されます。もう頭はパニックで、何も手につかない、、、
こういう時は、出来るわけないと諦めてしまうのが、一番のようです。諦めたといっても、何もしないわけではなく、自分の限界を理解してすこしずつ処理していくのです。

人の話を聞くときにも、覚えたいのであれば、なにもかも一気に聞こうとするのではなく、無理のないペースで相手から話を引き出し、長くなってきたら、
「一度まとめさせてください。ここまでに仰っていたのは、こういうことでいいですか」
という風に、確認してまとめをしていく必要があると思います。

難解書なども一度に理解しようとせずに、キーワードを拾いながら、ひと通り目を通したあとで、キーワードをメモ用紙にまとめると全体が俯瞰できるようになります。

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時間の制約を設ける、アウトプットを作る、細かく分割する、少しずつ処理する。
全般、知人が「年をとると夜なべをする体力がないので、仕込みを十分にやって後戻りしないようにしないと、翌日にダメージが残る」と言っていまいした。
段取りとは上記の事を意識することです。漠然と仕事にとりかかることなく、意識して段取りを意識してやることが大切なのです。

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