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あなたを天才にするスマートノート/岡田斗司夫

今更だけどノートの取り方に悩んでいる。

今までの取り方が間違っているというわけではないが、情報を再利用するという観点からすると不満足だ。また、メモとしてのノート取りから、アイデアのアウトプットの場としてノートを活用したいと考えている。
どんな感じでノートに書いてもなんかしっくりこない。もっと、いい方法でもあるのでは、、、、
そんな時は、迷わず誰かのやり方を真似するに限る。すべてを取り入れる必要はない、良いと思ったことだけ真似すればいいのだ。

以前から気になっていた「あなたを天才にするスマートノート」というタイトルの書籍。
作者は、オタキングこと岡田斗司夫氏。オタク文化には、まったく興味が無いので、筆者の書籍はあまり読んだことはないが、ダイエット本で話題となった「いつまでもデブと思うなよ」だけは読ませていただいた。
残念ながら、本書で提唱されたレコーディングダイエット手法は、根気負けで長続きはしなかった。なので当然痩せてはいない。

タイトルには、2つのムズムズキーワードが含まれる。「天才」と「スマート」。
どうも、こういう自尊心をくすぐるキーワードが含まれていると、手にとって読む確率がグッと上がってしまう。

本書は、メモ取りを指南する書籍ではない。また、上手にノートを取るためのメソッドが公開されているわけでもない。本書が訴えていることは、どうやって「アイデアの言語化」するのかである。
わたし達は普段、頭の中で色々なことを考えるが、頭の中で思い描くだけアイデアは、浮かんでは消えるだけの「思いの断片」でしかない。
本書が訴えるのは、この「思いの断片」をノートに書き写し、具体化することである。

方法はいたって簡単で、ノートの右側に考えるべきテーマを書き、その下に体系的にアイデアなどを書いていく。これだけでは、書いている途中で、書くことに行き詰まりが生じる。ひたすら固く考えていると脳は思考停止を起こしてしまうからだ。

思考が停滞してきたら、補助的なアイデアをノートの左側に書いていく。それは図であったり、マインドマップであったり、落書きであったり。アイデアを増幅させるものであればなんでもいいし、書き方も自由だ。

ノートの右側は理論的な書き込み、左側は抽象的でクリエイティブな書き込みを行う。ノートの右側と左側を行ったり来たりしながら、右のノートの先頭に書き込んだテーマの回答を固めていく。本初の方法を使うことで、脳内の抽象的なアイデアを具体化することができるのである。

イデアをより具体化するために、本書は、「上下水平方向」で考える方法を推奨している。
「なぜ」からスタートしたテーマを「ということは?」と発展させていく。さらに時間をさかのぼり「過去はどうだったか?」を考える。
ここまで考えると、だいぶアイデアは固まるはず。固まってきたアイデアと集めた情報から「類似アイディア」と「連想アイデア」を発展させる。その中から「自分はこう考える」との結論を見つけていく。
「なぜ?ということは?」で上下のアイデアを巡らせ、「過去をさかのぼる」ことで水平方向の情報をくぐらせる。

本書は、筆者が書いたノートがふんだんに掲載されている。お世辞にも上手とはいえない字だ。「なーんだこれでもいいんだ」と思ってしまった読者は私だけではないはず。
とにかく書く、書きだして頭の中にある思いを具現化する。個人的には本書で提唱されたスマートノート法を活用していくつもりだ。