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日本に自衛隊がいてよかった/桜林美佐

TBSラジオの番組(確かDIG)に出演していた筆者に興味を持ち、本書を読むことに。

どこに興味を持ったのか?
筆者は女性でありながら、自衛隊に対して深い知識と愛を持っていたことだ。異常なまでに軍隊が好きな男は大勢いるが、女性となるとそう多くはいない。
女性の目線は時に感情が混ざり客観的な視点を失うが、現実的でおかしなバイアスが少ないため、下手な評論家よりは信頼がおける。

本書は、東日本大震災で活躍する自衛隊のエピソードを書いた第一部、自衛隊が日本でいかに重要な組織であるかを解いた第二部にわかれている。

第一部では東日本大震災での自衛隊の感動エピソードが満載で、自衛隊が命をかけて災害救助に望んでいる姿が書かれる。この第一部だけで本書は十分に完結しているのであるが、筆者が本当に訴えたいのは第二部だ。

第二部に書かれているのは要旨は以下のとおりだ。

  • 自衛隊は国防に命をかけている
  • 災害救助も国防の一環である
  • 災害救助で活躍できるのは、国防のための厳しい訓練の賜物
  • 災害救助の専門部隊だから最新鋭の武器はいらないという意見は言語道断
  • 中国、ロシアの脅威を考えると現在の国防予算では不十分
  • 自衛隊員は人員や給与を削られても、国のために命を張っている
  • こういった現実を国民一人ひとりが深く考慮すべき

現在、日本は領土の問題で近隣国と緊張関係が続いている。本書が訴えているのはまさに今起きている状況のことだ。
日本は戦争をしない。素晴らしい。
しかし、これからは平和ボケした頭で考えた結論で行動をしてはいけないのだ。