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答えはいつも、自分の枠の外にある/川村透

わたしたちは思い込みで生きている

人間は長く生きていると、得た知識や経験が先入観となり、思考の範囲を狭めていきます。
これを哲学者ベーコンは「イドラ」と呼びました。
イドラには4つの種類があます。

  1. 種族のイドラ ー 感覚だけで判断するイドラ(錯覚、思い込み)
  2. 洞窟のイドラ ー 教育によるイドラ(偏見など)
  3. 市場のイドラ ー 人々の噂などによるイドラ
  4. 劇場のイドラ ー 思想や学説によるイドラ(権威への思い込み)

ベーコンはこのイドラを取り除くことで、人間は心理にたどりつけると説きました。

川村透氏の著書「答えはいつも、自分の枠の外にある」は、ひとがもつ「思い込み」を具体的な実例によって、解いていく1冊です。

例えば、頭の上で人差し指を立てて、時計まわりに大きくまわしてみます。そして、その指を回しながらベルトの位置まで下げて、上からのぞき込んでみましょう。
すると、指はどっち周りにまわっていますか?
時計回りにまわっていたはずの指が、反時計周りにまわっています。

このように、わたしたちの思いや考えは見方を変えただけで、大きく変わってしまうのです。
上記の例では、自分が意識的して時計回りにしたという事実が、時計回りから離れられない原因となっているのです。
見方を変えれば、まったく違う事実があるのですが、時計回りにしたという事実が大きな思い込みとなり、上から見ると反対回りという事実を隠してしまうのです。

本書は、具体的に思い込みを変えるという方法を述べているのではなく、わたしたちは「こんな思い込みに囲まれている」という事実を教えてくれます。

内容は、難しい概念がいっさい出てきませんので、これからロジカルシンキングの勉強をしたいという方にオススメです。

本書ポイント

自信をつける方法
  • あえて勘違いすることで、自信は生まれる
  • うまくいくところから攻めていく
  • いまあるものに新しい価値をつけることも出来る
  • 大きな変化も、ほんの小さなきっかけで起こすことが出来る
  • 環境やニーズが変われば、自分にも日の当たるときがくる
  • 自分の最高の顔こそが理想の鏡である
トラブルに遭遇したら
  • 窮地に陥ったら、それが持つ他の機能や使い方にも目を向ける
  • 空から見下ろせば、自分の悩みなどちっぽけだ
  • 目の前のマイナスは、後に続くプラスの一部になる
  • どうやるかより、出来たときのイメージを見せること
  • 将来とのつながりで、いまを考えよう
成功したビジネスに学ぶ
  • 予算がなくても、アイデアでカバーできる
  • いまある資源を最大限に活かす
  • 本来あるべき姿に立ち返る
  • その価値を見いだしてくれる人が、必ずどこかにいる
  • ゼロになったからこそ、できることがある
ものの見方を変える

何か起きても反射的に反応しない。まずは、立ち止まって、自分にとって有益な見方を選ぶ。もしくは、新しい意味を創造してから、自分の反応を決める

目次

第1章 凝り固まった頭をほぐそう
第2章 これまで見えなかったチャンスをつかもう
第3章 自信をつけて個性あふれる自分になろう
第4章 トラブル歓迎!アイデアで乗り切ろう
第5章 マイナスをプラスにできるカッコイイ人になろう
第6章 見方を変えて大成功したビジネスに学ぼう
第7章 今日から始める「ものの見方」を帰る行動