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アイデアの作り方/ジェームス・W・ヤング

「アイデアの作り方」の日本語訳が最初に発刊されたのは1961年。オリジナルが執筆されたのが1940年ということですので70年も前の著作です。
本書のテーマは発想法。
本書で紹介される発想法は、その後に登場するのさまざまな影響を与えています。
本編は80ページほどしかありませんので、1時間もあれば熟読可能です。クリエイティブ系のお仕事の方は是非ともご一読を。

本書のポイント

イデアを作り出す才能を伸ばす方法
  • 第一に原理を学ぶ、第二に方法を知る
イデアとは
  • イデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外何ものでもない
  • 既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存する
イデア創出の5ステップ
  1. 資料の収集
    • 資料の種類 ー 集めるべき資料は以下の2種類
      • 特殊資料 ー 製品の情報と想定する顧客の資料
      • 一般資料 ー 世の中のさまざまなこと(書籍、雑誌、ネット、テレビ、ラジオ、、、、)
    • イデアは「特殊知識」と「一般知識」の新しい組み合わせで生まれる
    • 資料の保存方法
      • イデアをカードに記入し整理分類して保管する
      • スクラップブック、スクラップファイルを作る
    • 当面の課題のための資料と一般知識の貯蔵をたえず豊富にしておくことが大切
  2. 資料の咀嚼(そしゃく)
    • ひとつひとつの資料をながめる
    • 資料の関連性を考える
    • 2つの段階
      • 突然アイデアがひらめく ー 忘れずにアイデアをカードなどに書き留めておく
      • 疲れて嫌気がさしてくる ー まったくアイデアが浮かんでこない状態になるがあきらめずに作業を続ける
    • さまざまな組み合わせを考え、行き詰まったら、この段階は終了
      • 思いついたことは、カードを作る、資料に手を加える
  3. 考えを熟成させる
    • 考えるのをいったん止める ー 音楽を聴いたり、映画を見たりする
    • イデアが頭の中で整理され、熟成されるのを待つ
  4. ユーレカ(発見した!)の瞬間
    • 突然アイデアがひらめく ー ユーレカ!わかった!見つけた!という段階
  5. イデアのチェック
    • イデアを資料化して整理する
    • 理解のある人の批判を仰ぐ
    • 現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、発展させる

で、感想など

「世の中にないものでなければ、素晴らしいアイデアではない!」
数年前まで、私はこの考えのとらわれていました。この固定概念が自分自身に大きな制約を与えていたのです。色々と考えるけど前例があるとすべてボツ。結局、ひとつも実現しないのです。
当たり前ですよね。本書に書かれているように「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」なんですから。

本書が今でも読み続けられるのは、本書が真実をシンプルに指摘しているかれです。
すると、数時間テレビを見ながら「ぼーっ」と考えた程度では良いアイデアは生み出せないのです。深く考える、広く考える、いつも考える、トライアンドエラーを繰り返す。このような習慣をしっかりと身につけることが大事なのだなと。

イデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外何ものでもない

この言葉を深く心に刻みたいと思います。